2023年入社
学士 システムデザイン工学部 卒
プリンター第二開発部
大学ではシステムデザイン工学を専攻し、3DCAD※1でドローンをモデリングしたり、“秘密基地に変化する子ども用の木工椅子”を制作したりと、デザインの観点からさまざまなものづくりに取り組みました。完成した椅子は、ボランティア団体に寄付し、使ってくれる子どもたちの笑顔を想う中で、自分のつくったもので人を喜ばせる楽しさや達成感を実感。その経験から、製品開発を通して人々の暮らしを支えたいという想いが芽生えました。大学で行われた会社説明会でシチズン・システムズを知り、腕時計の開発で培った精密技術を活かし、業務用プリンターと健康機器の分野で世界中の生活を支えている点に大きな魅力を感じました。これまでに培った発想力や技術力を活かし、ユーザー目線のものづくりに挑戦したいと考え、入社を決意しました。
フォトプリンターのソフトウェア設計や評価を担当しています。プリンターを動かすためのプログラムの評価や、不具合の解析・改修対応、製造現場で使う検査ツールの作成などを通して、開発に必要な知識と技術を身に付けています。評価では、「なぜこの検証が必要なのか」を考えながら進め、確かな品質づくりを追求しています。検査ツールのソフトウェア作成では、使う人にとって分かりやすく効率的に使用できるプログラムづくりを意識しています。また、マニュアルやアプリのアイコン、Wi-Fiプリント用フレームやスタンプなどのデコレーション素材※などの制作にも携わっており、大学でシステムデザイン工学を学んだ知識が仕事に活かされています。ソフトウェアという見えない部分を支えるだけでなく、見える部分でも使う楽しさや便利さなどの“体験”そのものも支えています。
複雑な要件を整理し、要求通りに動作する仕組みを自分で考えて形にできた時や、不具合を発見して製品の品質向上につなげられた時に大きなやりがいを感じます。また、自分が手がけたアイコンやデコレーション素材が製品に搭載され、人々の思い出を彩るお手伝いができた時にも喜びを感じます。自分の仕事が誰かの“大切な瞬間”に寄り添っていると思うと、この仕事の意義を強く実感します。一方で、入社当初はソフトウェアの専門知識がなく、プログラムを理解することに大変苦労しました。しかし、周囲のサポートを受けたり、実践を繰り返したりする中で、少しずつできることが増えていきました。今では、そうした学びや挑戦の過程自体が自分の成長を支えていると感じています。
将来的には、「写真を印刷する」という行為が、より自然に生活の一部として楽しまれるような仕組みをソフトウェアを通じて実現していきたいと考えています。また、日常や思い出を彩るフォトプリンターの機能やデザインを、自ら企画・提案・開発できるエンジニアになることを目標としています。そのために、まずはさまざまな実務を通してものづくりの基礎とソフトウェア設計のスキルを着実に積み重ねていきたいです。さらに、プリンターやデザインに関する展覧会などにも積極的に参加することで、多角的な視点から開発に取り組めるようになりたいです。既存の知識を活かすだけでなく、新しい技術や手法も積極的に取り入れ、これまでにない価値を提供できる製品の開発に努めていきたいと思います。
私が最も印象に残っているのは、シチズングループアワードへの取り組みです。このアワードは、グループ全体で「豊かな未来をつなぐ」ことを目的に、社員同士が互いの技術や取り組みを理解し、連携を深めるために設けられた制度です。私たちのチームは、技術の結晶とも言える「新両面機」の開発について発表することになりました。その構造は非常に複雑で、図面や文字だけでは伝わりにくい課題がありました。そこで私は、技術をそのまま説明するのではなく、「誰にでも理解できる形に翻訳する役割」を担うことを決意しました。折り線機構や縦カッター機構の仕組み、小型化を実現した理由、1枚から複数商材を生み出すプロセス複雑な技術要素をすべてイラスト化し、視覚的に理解できる発表資料を作成しました。その結果、技術の価値が直感的に伝わり、発表は高く評価され、チームは大賞を受賞することができました。この経験から、技術は“つくる”だけで完成ではなく、誰かに伝わり、理解されて初めて、人の役に立つ価値になるものだと実感しました。ものづくりの現場で生まれた技術を、より多くの人に届く形へと変換し、チームや会社の価値向上につなげていきたいと考えています。
M.S.さんは同じ部署の先輩で、普段から一緒に仕事をすることが多いです。仕事で悩んだ時には真っ先に相談に行く存在で、いつも穏やかに話を聞いてくださるため、とても話しかけやすく頼りにしています。内定式で初めてお会いした時から、笑顔で親しみやすい印象は変わらず、配属後も展示会やセミナーに積極的に参加するなど、仕事に真摯に向き合う姿が印象的でした。現在は多くの業務を任されながらも落ち着いて対応し、ソフトウェア設計以外の場面でも部内外から頼られる存在です。そんな仕事に対する姿勢と人柄が信頼につながっているのだと思います。これからもM.S.さんの背中を追いかけながら、同じように周囲から頼られる存在を目指していきたいです。
友人とアフタヌーンティー食事会でリフレッシュ!
コンピューター上で設計や製図を行うための
ソフトウェアまたはシステム